EMUSS フクシュウ

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戦国BASARAや魔王JRや戦国武将やその他もろもろに対するたぎる思いをぶちまける日記。

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フクシュウ 

アヒルと鴨のコインロッカー (創元推理文庫)アヒルと鴨のコインロッカー (創元推理文庫)
(2006/12/21)
伊坂 幸太郎

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アヒルと鴨のコインロッカー 
伊坂幸太郎・著

読み終わりました。
いつもはバイトの行き帰りの電車の中で読書をしていましたが、どうしても待ちきれずに、寝る前に読み切ってしまいました。
読み終わったあと、悲しすぎて眠れなくなった。
しばらくぼーっとして、そのあとようやく寝ました。

物語は「現在」パートと「2年前」パートが交互に展開されるカットバック形式で、「この現在と2年前がどういうふうにつながるのだろう」という期待感が最初から最後まであります。

椎名
河野
琴美
ドルジ
麗子
シッポサキマルマリ

そしてペット殺しの若者たち。

数々の登場人物とコミュニティが錯綜する中で、徐々に「現在」と「2年前」が近づいていく様は、読んでいてわくわくというよりぞくぞくというか、不安を感じる意味でどきどきしました。

伊坂作品に通じていえることであるのが、物語の中にちりばめられた全ての事物が、のちのちの展開に影を落としているのです。
その影をみつけると、「あっ」「えっ」て思うのです。
この作品でいうと、「たからくじ」「クロシバ」「広辞苑」「日本語」「神さま」「鴨とアヒル」…
数々の事物が、すべてに関わっている。

そして…このお話はとても悲しい。
最後に明かされる真実。動物園の写真。
かなえられなかった夢。


友達の、フクシュウ。



なにもかもが、切なくて悲しい。

久しぶりに小説で泣きました。
きっと何度読んでも泣いてしまうと思う。


それからこの小説には「詳細」がない。
「この後どうなったの」「どう思ったの」「何があったの」という、読者として一番気になる部分が省かれている。
それが良い余韻となって、読後に想像をめぐらせる時間が与えられる。

読後の時間こそが、最大の見せ場であるかもしれないと思う。
[ 2009/09/04 16:34 ] 小説 | トラックバック(-) | [編集] コメント(-)