最初、京都から夜行バスに乗るために集合場所に行ったのですが、どこだかわからずに迷ってしまい(笑)しかも「ここだろう」と待っていた場所が間違っていまして、正しい場所を教えてもらって大急ぎでバスまで…みたいな感じで初っぱなからギリギリ感あふれる旅でした(笑)
なんか最初に予約していたバスが運休になりまして、電話かかってきて「ワンランク上のバスにお席をご用意しました」とのことだったのですが、最初予約してたのは4列シートのバスだったのが、代替で用意されたバスが3列シートで、スペースが少しひろくてリクライニングもすっごい下げられて一応は快適に眠れるような感じのバスでした。
実際に東京駅についたときはなんと6時半くらいでですね(最初の予定は7時半だった)、朝ご飯食べようにもお店開いてないしコンビニで買ってもいいけどどこで食べたらいいかわからないし…みたいな感じで妹と2人でてんてこまいでした。
Gロッソの地下に小さいアミューズメント施設がありまして、そこに戦国BASARA仕様の千社札シールマシンが置いてあり(先行稼働、とのことだったので今後全国展開する予定なのでしょうね)、いくつかつくりました。
まず、正直な話をします。
実を言うと、舞台の話を最初に聞いたとき、不安でした。
私自身が、普段から二次元の実写化反対派だからです。
昨今ふえてきた、漫画原作のドラマなどが次々と失敗して消えていき、また原作者自身が傷ついているのを感じていましたので。
また、戦国BASARAというゲームを「好きだ」という人の多くに「原作(ゲーム)が自分の思い描く理想から遠いとイライラする」タイプの人や、好きだという割に堂々と悪口や文句を言う人がいるので、舞台化という企画はきっとそういう人たちの槍玉にあがると思ったからです。
実際、ゲームのキャラのキャストさんのブログに、堂々と批判的なメールを送っている方もいました。
私は元来、「文句があるなら最初から触れなければいい」「気に入らなかったら関わらなければいい」「文句があるなら自分でつくれ!自分ができないなら文句言うな!」というスタンスで生きています。
何度か記事にも書いていますが。
でも、私の考えはあまり人には賛同してもらえていないようで文句ばっか言う人はいるんですよね。
だからそういう人たちが悪口言うんだろうな、と思うと、辛かったというのもあります。
また、私自身も、「BASARAキャラの実写…」と考えて、期待よりも不安の方が大きかったのは事実です。
コスプレイヤーがぎゃんぎゃんさわいでいるだけのようなものになるのでは、という考えもありましたし、ゲームならではの演出や声優さんの演技のイメージを崩されるのでは、という根源的な不安もありました。
しかし、多くの名作ゲームを生み出してきた小林プロデューサーが企画に携わり、小林さんが「やりたかったんだ」とおっしゃっていたから、「私は小林さんを信じよう」と思いました。
小林さんがやりたいことを、素直に応援するのが、ファンを自称する者の務めだと思っているからです。
私も、アマチュアとはいえ、クリエイターの端くれですから、やりたいことを実現できるとき、そして実現しようとしている人を見ると、とても嬉しいのです。
小林さんのブログや、舞台関連のコメントを読んでいて、舞台を実現できた喜びと情熱を感じました。
作り手の情熱が一線を越えたときに放たれる独特の空気と雰囲気を、感じ取りました。
その上で「この情熱がウソじゃないなら、絶対に良い物をつくってくれる」と確信しました。
だからこそ、東京まで出向く決心をしました。
舞台化(というよりそもそも原作の展開)に文句ばかり言っている人に一言申し上げますと、あなたたちは展開について行けないのではなく、作り手の情熱を感じることができていないだけです。
それだけのスキルがないのです。
作り手の情熱と喜びを分かち合うことが、ファンとしての条件だと、認識すべきでありましょう。
…と、長々と書きましたが、上記のことを念頭に、感想書きます。
まずほんと、ひとことで言うと
凄かった…あんなにすごいことになっているなんて思いませんでした。
びっくりでした。
…ってなんか感想が稚拙すぎる(笑)
心配していた衣装ですが素人のつくるようなコスプレ衣装なんかとは違って結構クオリティが高くて良かったです。
信長の鎧とか、よく作ったな…!って感じで…!
髪型もよく再現できていると思いました。
光秀の白いかつらがかつらと丸わかりなのでもう少しなんとかできたんじゃないかとは思いますが(笑)
でもあれくらいなら許容範囲かなーっ。
演技してて、光秀がしゃべるたびに髪の毛がふわっふわって浮くんですよ。それがすっごい気になってしょうがなかった(笑)
ストーリーは、簡単にいえば「英雄外伝の政宗のストーリー」そのままです。
最初から最後まで殺陣の連続で、めまぐるしく人物が動きまくり。
ステージ上にモニターがあり、特殊効果(雨、炎、書き文字、旗など)を映してなかなか臨場感がありあした。
最初にキャラが1人ずつ出てきて大立ち回りを演じ、最後にステージにどどんと集合してオープニング、って感じでした。
オープニングまでありますか!!
ゲームと似たような感じ。
構成は第一幕→休憩→第二幕でした。
休憩をぬいても舞台全部2時間くらいあるのでボリュームはとてもある舞台でしたね。
特徴は、剣戟や移動音などの効果音をゲームのものを使って演出しているところですね。
ゲームではキャラの武器によって剣戟の音が違いますが、全部同じ効果音を使うんじゃなくてそういう違いも出してくれてて楽しい演出でしたね。
銃の音とか、お腹にひびくんですよ。
びりびりしました。
人物の音声もですね、主要キャラはマイクつきなので聞き取りやすかったです
そのかわりエキストラの斬られ役の人たちはマイクなし…だったのかな?だから自分の声なんですよ。
エキストラの人たちに「これぞ役者」を感じました。
役者ならばマイクなしで勝負すべきですよね!
あと私が感動したのは音楽。
音楽は初代からバトルヒーローズまでの、ゲームで使用された曲をふんだんに使ってあって、ゲームをやりこんでる人なら「ああ…っ!」って思うはず。
初代の音楽大好きなんですよ〜 特に四国!
見せ場で流れるのでほんっとにカッコイイ!!
あと私は聞き慣れない曲だったのですがクライマックスやシリアスなシーンで流れてた凄烈な曲…あれは録り下ろしかなぁ…
政宗と幸村が共闘するシーンでは、英雄外伝の「蒼紅共闘」がゲームと同じように流れるので感動します。
最後のシーンで信長と戦っているとき政宗が駆けつけるシーンは「BLADECHORD流れないかなぁ」とか期待しましたがさすがにそれはなかったです(笑)
役者さんの演技も素晴らしかったですね。
もちろんゲームやアニメの印象とは違うんですが、皆さん、ちゃんとゲームのキャラのイメージを崩さず演技されていて、しかもときどき、ゲームのキャラと似てると感じるときがあって。
しゃべり方とか声優さんにそっくりでした。ただ単に「マネをしている」というわけでなく、役者さんそれぞれの個性でキャラを表現してて、良いなって思いました。
あと、アクションも、ゲームそのものなんですよ。
通常技とBASARA技を駆使して戦ってて、ただ適当に武器を振り回してるんじゃないんですよ。
それがすごくかっこよくて、すごく良かったです。
ではここでキャラひとりずつの感想などを。
【政宗】
かっこよかったです。
英語が流暢(笑)
政宗が一番、ゲームに似ていたかも。なんか、「そうそうこんな感じ」って思えましたね。
英語をしゃべるたび、客席から笑いがおこるのがかわいそうでしたが(笑)
だって面白すぎるんだもん…!
「OH It's Crazy…」って…
しかもノリがアメリカ人…!(笑)
一番場慣れしてる感じがしましたね。テニプリのミュージカルにも出演されていたそうなのでこういう舞台に慣れているのかな。
【幸村】
かわいかった


(とても私情)
幸村はゲームでも叫びっぱなしですが、舞台でも叫びっぱなしでした。
途中で「片岡君(役者さん)…大丈夫だろうか?」と心配するほどに…
写真などでは見えなくて「ついてるかな?」と思ってましたが、ちゃんとおさげついてました。良かった。
幸村は「ケガをおして戦っている」という設定なので(ゲームをやっていたらわかりますが)、全篇通して、戦ってる最中もおぼつかない感じで演技されていて、「常時全力キャラが弱っている中でも全力出してる」演技をするのは大変だろうな、と思いながら見てました。
幸村はなぜかピンで目立つことが多かったように見えましたね。スポットライトがあたることも多かったです。
幸村はたまに、二槍を片方落としちゃって、残った1本で戦うシーンがあったんですが、そのあとに2本に戻すんですよ。
床からシュポーンッて飛び出てくるんですよ。槍が。
いつから幸村は
魔法使いになったんだい。(笑)
でもカッコよかったんですよ!
【佐助】
ゲームそのものでしたね。あのひょうひょうとした雰囲気、しゃべり方、たまに声も、ゲームの佐助そのものでした。
第一幕の最後の方で、蘭丸と戦っているシーンがあるのですが、そこで蘭丸の弓をひょいっとよけて、はけるところ、あれが秀逸ですね。
「ああ〜 佐助っぽい!」って。所作がすごく佐助ですね。
あと、ケガをして無理して戦っている幸村との会話がいいですね。
「他の奴はごまかせても、俺様の目はごまかせないぜ」。
カッコイイですね〜〜。
第二幕は蘭丸との戦いのあと、最後まで出番がなくて残念ではありました。
【小十郎】
刀のアクションは一番カッコよかったです。
渋い感じで。
気になったのは小十郎は中央から登場するときずっとバックライトあたってて逆光で登場するんですよ。
「お前が主役か!?」って感じでした(笑)
【信長】
さすがに若本さんのあの間延びしたしゃべり方ではなかったのですが(笑)雰囲気は出てましたね。
強者の余裕みたいなものが全身から出てました。
【蘭丸】
アクション一番がんばってた。
ゲームでも蘭丸はぴょんぴょん飛び跳ねたり逆立ちしたり、動きがやたら多いと思うのですが、舞台でもやってましたね。
バク転したり。
「蘭丸は子どもじゃない!!」って何回も言ってました(笑)
光秀とケンカしてるシーンとかはいいですね。
【光秀】
信じられないくらい気持ち悪い(ほめことば)笑い方とかしゃべり方とかゲームの光秀と同じで「研究してるな〜」って感じ。
ただ唯一気になったのが、鎌をね、1本しか持ってなかったんですよ。ゲームでは2本なんですけど。
なんでかなぁ。
【濃姫】
きれいでしたね。
ふともものチョウチョもちゃんとありました!
妹がずっと、「パンツが…」と下着を気にしてるので私も見ようと思ったのですが見えませんでした。クッ…!
妹によると、黒いツヤツヤしたショートパンツみたいなのだったらしいです。
よく見えてるねっ!?
【雑兵さんたち】
斬られ役の人たちです。
「伊達軍」「真田軍」「織田、明智軍」「農民」を兼任なので一番大変だったんじゃないかと(笑)
伊達軍は青、真田軍は赤のはちまきをしていて、出てくるたびに取り替えているようで、「むっちゃいっぱいいる」って感じました。
伊達軍の老兵の人がすっごいインパクトがありまして、「誰なんだ〜?」って思っちゃうんですけど、最高にいいスパイスになってますね。
あとゲームで定番のセリフをぽんぽん言ってくれるのが嬉しかったです。
「熱血突撃−!」とか「数は我らが圧倒的に上よ!」とか。
脚本にアニメのむとうやすゆきさんも協力しているので、全体通して「アニメのはちゃめちゃ感」も感じられましたね。
あっ、幸村が目立っていたのはそのせい?(笑)
むとうさん、幸村がすっごいお気に入りみたいなので(笑)
幸村がケガで苦しんでいるシーンとか、ケガをしたときの裏事情とか、ゲームにはなかった部分が追加されていまして、むとう節がきいてましたね。
幸村の「命を賭けて戦った武田の兵を、雑魚呼ばわりとは許せませぬ!」とか、ゲームにはないセリフですけど、「あぁ言いそうだな」とか思いますもんね。
幸村のケガは長篠で蘭丸の矢をうけた、っていうのはゲームの通りなんですが、「雑兵を守って」っていう設定が追加されてて、萌えました。
なんか、全体通して思ったことは、みんな斬られすぎなんですよ(笑)
主要キャラもズバズバ斬られたり撃たれたりしてて「いやそこまでやったらさすがに死んじゃうだろ」ってツッコミいれたくなるくらい(笑)
政宗なんか傷ついて弱った幸村に「どんだけ追い打ちかけんだよ」っていうくらい容赦なく斬りまくってましたし…
幸村満身創痍。
一番ケガしてないの、絶対佐助です。あやつ…!
ラストで幸村と信長が斬り結んで、お互いの武器でお互い貫かれてるみたいな構図になるんですが、「幸村死んじゃうだろコレ」って思いますよ。
しかし戦いのあとはケロッとしている不思議…!
さすが主人公(の片割れ)。
そして最大の見せ場は
政宗の六爪流です!!
信長に斬られてふっとばされて、1度舞台からはけるんですが、再登場したら六爪になっててびっくりでしたね。
舞台でもやるのかな、って思ってましたが、やっぱりこれははずせませんね!
最後のシーンはゲームのエンディングと同じでした。
幸村の「それがし…冗談は苦手で…」っていう照れたようなセリフがむちゃくちゃかわいく…!!
カーテンコールで片岡くんがおじぎして顔をあげたとき、口に六文銭のくびかざりがくっついちゃって、それを手でさげる…っていうのを見た。
やべぇ かわいすぎる…カーテンコールがおわって、役者さんはちりじりにはけていくんですが、主役の2人は舞台の中央から後ろに出ていくんですね。
並んで。2人で。
で、振り返って、おじぎして、左右にはける…みたいな…。
もう結婚式だよね!!!(いきなり腐)
まあそれはさておき。
全体的にクオリティの高い舞台であったことは間違いないです。
そりゃ、宝塚とか四季とかと比べちゃいけませんが(笑)
最初に述べたような、不安なんて一瞬でぬぐいさってくれて、とても素晴らしい舞台でした。
わざわざ東京まで出向いて良かった。
信じて良かった。
これからも信じて応援できると思いました。
小林さんや企画にたずさわった全ての人たちありがとう!
機会があるなら、ぜひ第二弾もしてほしいな…と思います。
その際は幸村役に再び片岡くんを!!!!(笑)というわけで長くなりましたが感想でした☆