こんばんは まよですー。
今日は、かねてからずっと見たい見たいと思っていた映画を、レンタルしてきたので見てました。
「ストレンヂア 無皇刃譚」(2007)
本当にずっと見たいと思っていたんですが、結局劇場に足を運べぬまま、DVDでも見れぬまま時が過ぎて今に至ります。
とある雑誌で特集の記事を見てから、「これはすごい」と思っていて、できたら劇場でみたかった作品です。
ナビゲーションDVDも発売されていましたし、それも欲しかったのですが、そちらもいまだに見れてません…。
で、レンタルショップでバイトをするようになって、たびたび店頭に並んでいるのを見ていたので、「いつか」と思ってたんですが、先日、ようやく自分のカードをつくったので(遅)、ここぞとばかりに借りてきました。
で、今日見た感想です。
息もつかせぬ、スピード感あふれるアクションシーンはまさに圧巻の一言でした。
まばたきするヒマすらなく、一瞬のかけひきでことがおわっている…
驚いたのは、この手のアニメにありがちな、主人公が無敵で強すぎる、ということがないところです。
主人公「名無し」は、そこそこの剣の腕前で(それでも他の人たちよりはずっとずっと強い)、体力も人並み。犬を追いかけて走れば息切れするし、戦いのさなかにピンチに陥ったりもするのです。
ようするに、リアルな人間の描写であり、「人とは万能にあらざるもの」が表現されていて、好感を覚えました。
物語のテーマのひとつとして、「戦いの無情さ、虚無」というものがある(と私は感じました)のですが、物語の主要な人たちが一瞬で斬られて画面の外へ消えていく。
そこがまたリアルだな、と感じました。
普通の話なら、悲愴感をもたせるため、死に際のひとこととか周囲の人々との別れなどが数秒でも入れられるものですが、この映画に関してはどんどん死んでいって、それに関してはもうなにも触れられない。
多少、残酷な描写が登場するので、その手のものが苦手な方は要注意だと思います。
主人公の“名無し”の描写がほどほどにリアルで、「あぁ浪人ってこんな感じだろうな」というイメージのしやすい男で、ある意味でわかりやすいキャラなんです。
そこがまた良いですね。
基本的にその日暮らしで、とりあえず生活しているという感じ。
“名無し”の場合は武士として仕えていたときのトラウマや罪悪感みたいなものを背負って生きているので「とりあえず」というわけではないですが。
何のために生き、何のために戦うのか。
戦いというものが何を生み出すのか、その先に待つものがなんなのか。
名も無き登場人物にもそれぞれバックボーンがあり、それでも死んでいく。
本当は誰もが知っていることを、誰も口に出さず、それでも戦うのです。
結局戦いは何も生み出さないということを、無機的な刀だけが怏々として語るのです。
これこそが無頼。
今からでも遅くはないと思います。
ぜひ、見ることをおすすめいたす。